「元カレさんが、何の用事ですか?」
「メールで教えてもらったんですよ、新しい彼氏が居るって。どんな人か紹介してもらおうと思って」
「メール?」
「メール。あれ、知りませんでした?言わない方が良かったかな」
元カレから連絡が来たなんて、律くんに言う必要もないと思っていたし、普通に考えてそういう話は聞きたくないと思う。
でも友基のわざとらしく匂わせる言い方を、良く思っていないのが背中から伝わる。
私も、友基と連絡を取る手段を残していたことは、軽率な行動だった。
「もう良いでしょう。新しい彼氏の顔が見れて、満足したんじゃないですか?」
「えぇ、そうですね」
「夜のこんな時間に、彼氏でもない人が女の人をつけまわしてたら、警察に通報されますよ?帰られた方があなたのためかと思いますけど」
「…」



