穏やかな休日なら良いんだけど、携帯鳴ってるんだってば!
「ねぇ、律くん!携帯鳴ってます!起きて!」
「…ん?おはよ」
「おはようございます…。あの、ずっと携帯が鳴ってるんです」
起きたくなさそうに、私の首元でごにょごにょ言われても聞こえないし、ただ私が擽ったいだけ。
足かお尻か分からないけど叩き続けていたら、やっと起き上がってくれた。
「ざっす。…うん。え、それで?……分かった」
三十秒くらいで電話が終わったけど、誰からかなんて簡単に聞けないし、内容も分からないし、私が聞くことじゃない。
軽い会話だったし、友達だろうか。
励ましの電話かな?



