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ブーブーと、机を響かせる機械音で目を覚ます。
…ん?背中に圧迫感がある。
後ろを振り返ったら律くんが居て、驚いて固まりながらもう一度前を見て、私の胸あたりに伸びてきている律くんの腕を見て、この状況を理解した。
バックハグされてる。
私、いつからこうやって寝ていたんだろう。
眠れないと思っていたけど、何故かよく寝た爽快感がある。
ほんの少し口角を上げて眠っている律くんを視界の片隅に捉え、身動きが取れないので体を捩って起こそうとした。
寝かせてあげたいけど、携帯が鳴ってる。
「律くん…、律くん」
律くんの足かお尻か分からないけど、手を伸ばして届いたところを叩く。
でも全然起きなくて、それどころか唸ってまたさらに強く抱きしめられてしまった。



