大きな問題を抱えている時に言うなんてずるいかもしれないけど、会えなかった分の寂しさは顔を合わせないと埋まらない。
また忙しくなって会えなくなるかもしれないから、今しかない。
〝ゔぅん…〟なんて唸りながら寝返りを打つ律くん。
抱きしめられていた腕は解け、体も離れて背中を向けられてしまった。
あ、寂しい。
大きく背中がまた上下し出したのを慎重に確認して、律くんの背中に手を置いた。
本人には言わなかったけど、寂しいとか会いたいとかキスされて嬉しいとか、そういう感情が素直に頭に浮かんできて、その感情だけでも幸せと思える。
成長したのかな。
でもその感情はある程度、自制しないとな。
そう感じて、私も背中を向けて目を閉じた。



