確かに誘われたら断れない性格で、酔わされる可能性もある。
でも語尾を伸ばしてしまう癖と、どう関係あるのか。
首をコテンと傾げると、律くんと繋いでいない方の手が、私の頬に添えられる。
「理性を擽ってくるってこと。可愛すぎて、襲いたくなっちゃう」
「え、待って…ねぇっ、」
男の人の力には勝てるわけない。
力尽くで抵抗しようとしても、遅い。
相手は律くんなのに、怖いと思ってしまった。
近づいてくる律くんに、顔を背けてみたけど意味はなく、片手は押さえられているけど空いている片手だけでは戦力ゼロ。
「助けてっ…」
「……こういうことだよ。だから、お酒飲むのは俺の前だけね」



