心が解けていく






お店の前に着くと、お昼時だったためか混んでいた。


スーツを着たサラリーマンに、つなぎ服を着た大工たち。




お腹を空かせた男の人たちには堪らない、量と質のあるお店らしい。


ファンは女の人が多いだろうけど、数名で行って一つのメニューをシェアするといったところだろうか。





混んでいたから席の指定はできず、順番が来て案内された場所は、部長が座りたいと言っていた隣の席だった。




「惜しい…!惜しいけど、長谷くんと同じ空気が吸えてるから良いことにする!」




ファンってこんな感じなんだ。


同じ空気が吸えて幸せなんて、私は経験したことない。