心が解けていく





これも友基との話。


水着が嫌で、生理とかで誤魔化していたけど、毎回断るのは申し訳なくて、ある時袖のあるタイプの服のような水着を着て行ったら、ビキニを着て欲しかったと幻滅された。



友基の趣味なんて知らんがなとは思ったけど、それ以来海には一切行っていない。


ここで友基の話を出すつもりはなかったけど、不意に出した私の話に長谷 律が食いついてきた。






「ふーん…。それ、〝あの時〟の友基だ」


「え。何で分かるんですか、」


「何となく分かる。でも、妬いちゃうな。俺より友基?」


「いや、そういうわけじゃ…。ごめんなさい、変な話しちゃいました」





私だって長谷 律が昔の彼女の話なんて出してきたら、嫉妬するに決まってる。


昔話とは言え、良い気分はしない。