私のやりたいこと。
友基は、私が希望を言わない人だったから、いつもプランを立ててくれていた。
でも、友基のやりたいことは私のやりたくないこと。
合わせるのが、しんどかった。
好きでもないものを好きと言って、自分の首を絞めて。
希望を言わなかったのは、友基を幻滅させたくなかったから。
女の子は女の子らしく。
これが友基の考えだと知っていたから、女の子らしくないものが好きな私は、友基の理想ではなかった。
分かっていて嫌われたくなくて、女の子らしさを演じ続けたことで、やりたいこと食べたいものは忘れかけている。
私の好きなことって何だっただろう。
F1レースの観戦、バイク乗り、テーマパークで食べたような分厚い肉。



