やばい、メガネをつけている時でさえ、いい子だし『可愛い』と思った。

僕は学校のアイドルとか勝手に言われてるから、愛想笑いしなきゃいけない。

──僕はあんまり女の子が好きじゃない。
いっつもべたべたしてきて、用があるのは僕じゃない。
僕の顔と家柄だ。

でも最初に会った時から、萌音ちゃんの笑顔は本物だった。

一緒にいても心が楽で話していたくなる子。

‥もっとたくさん話したい
萌音ちゃんのことが知りたい。