一時間目が終わったらサヨちゃんをすぐに連れ出した。
お手洗いには何人かの女子が居て、
なんで女の子は連れ立ってお手洗いに行く生き物なんだろうといつも思う。
周りから見たら今のメグとサヨちゃんもそうなんだけど。
「こっち見て」
サヨちゃんが言われた通り、メグのほうに体を向ける。
「やじゃない?メグが使ってるやつ塗られても」
「私は全然。メグちゃんが大丈夫なら…」
ポーチから取り出したティントタイプのリップ。
リップの先のチップをそっとサヨちゃんのくちびるに乗せる。
トントンって軽くしてから少しずつ引いていく。
ちょっとはみ出してしまったところを小指でスッと拭ったら
サヨちゃんはキュッて目を閉じた。
着色料の赤よりも自然に染まるサヨちゃんの頬の色。
「ねぇ、サヨちゃん」
「ん…?」
「好きな人、いる?」
目を開けて、潤んだ瞳で「またその話?」ってサヨちゃんは言った。
お手洗いには何人かの女子が居て、
なんで女の子は連れ立ってお手洗いに行く生き物なんだろうといつも思う。
周りから見たら今のメグとサヨちゃんもそうなんだけど。
「こっち見て」
サヨちゃんが言われた通り、メグのほうに体を向ける。
「やじゃない?メグが使ってるやつ塗られても」
「私は全然。メグちゃんが大丈夫なら…」
ポーチから取り出したティントタイプのリップ。
リップの先のチップをそっとサヨちゃんのくちびるに乗せる。
トントンって軽くしてから少しずつ引いていく。
ちょっとはみ出してしまったところを小指でスッと拭ったら
サヨちゃんはキュッて目を閉じた。
着色料の赤よりも自然に染まるサヨちゃんの頬の色。
「ねぇ、サヨちゃん」
「ん…?」
「好きな人、いる?」
目を開けて、潤んだ瞳で「またその話?」ってサヨちゃんは言った。



