ご先祖様の力を借りて。

「次の仕事に行くぞ。次からは大人の仕事だから、少し難易度が上がる」

「わかった」


少し気を引き締めて、走っていく海晴を追いかける。

ここからは大人のお仕事……怪我をしないように、気をつけないと。

怪我をすると学園も少し休まないといけないし、お金もかかる。

気をつけていれば大丈夫なはずだし、気合いを入れないと。

そう決意していると、海晴が止まった。

意外と近かったのかな?

不思議に思いながら、私も止まる。

物陰からのぞいてみると、少し遠くに四体の妖がいた。

どの妖も私より大きい、強い妖だ。

海晴は右を指差してから、二本の指を立てた。

……右の二体を倒す、わかった。

さっきは言葉で伝えたけど、今度は決めておいた合図で伝えられた。

四体もいると、一体くらいは感知系の特殊な力を持っていそうだから、警戒しているのかな?

そう考えながら、一斉に飛び出す。

妖はすぐにこちらに気がついて、攻撃してくる。