ご先祖様の力を借りて。

『美霊ちゃ〜ん、久しぶり〜! ママよ〜、覚えてる〜?』

『流石に覚えてると思うわよ』

「お母さんと雷華様が来たんですね」

『そうよ〜』


ふわふわとした喋り方のお母さん、風音(かのん)様。

円力華様のいとこで、少しさっぱりした性格の雷華(らいか)様。

久しぶりにお母さんに会えたので、優幻様と離れた寂しさが吹っ飛んでしまう。

私は久しぶりに会えたお母さんに、笑いかけながら話しかける。


「元気でしたか? あと、お仕事の話はもう聞きました?」

『元気よ元気〜! お仕事の話は優幻と円力華に聞いてるわ〜』

『私たちの術は攻撃に向いてるから、変わったの』


そう言われて、考える。

お母さんの術は風を操るものだし、雷華様の術は雷を操るもの。

変わるのもわかるくらいに、攻撃に向いてる。

私は二人が来たことに納得しながら、元いた三人の方向を見る。

話が終わったことに気がついたのか、こちらに近づいてきた。


『よろしくお願いします』

『よろしく』

『よろしくね!』


三人は笑顔でそう言い、歓迎している。

二人も笑顔を向けて、返事をした。