返事をしっかりして、準備を始める。

でも着替えはこのままでいいし、やることは特にない。

ただ、限界を確かめていた人が多いから、今は術を使えない人が多くて戦力が心配だ。

いざという時は、先生が助けてくれるだろうけど……


「え〜っと、じゃあ術の種類に別れてく?」

「そうしよ〜、守り系の人はこっち来て〜」


いつもクラスの人たちの真ん中にいる人が、全体を仕切る。

何をすればいいのかわからなかったから、とてもありがたい。

私は天見様に守羽様と変わってもらって、守る系の術を持っている人たちに混ざる。

海晴と一緒に戦う時はいつも守羽様に憑依してもらっていたし、使いやすい。

結界も三枚までしか作れないことがわかっている。

えーと、攻撃をする人に結界を作っておけばいいよね。

そう考えて、攻撃系の術を持っている人たちが集まったところにいる人に、結界を作る。

……一枚はいちおう作らないでおこうかな。

いざという時、必要になるかもしれない。

すぐに作れるように集中しながら、周りを見る。