『お疲れさまです』

「守羽様もお疲れ様です、今憑依を解除しますね」


憑依を解除すると、守羽様は私から離れて隣に座った。

他のご先祖様たちも近くの床に座り、くつろぎ始める。

ここでの生活は本当に快適で、本当にこんな生活を続けていいのか少し戸惑ってしまうほど。

今まで通り妖を倒せばいいだけだし、水真に所属してよかったと心から思う。

特にご飯が美味しくて、毎日の楽しみになっている。


『今日の夕食はなんだろうね〜。私たちは食べられないけど……やっぱり食べたいな〜』

『いつもずる〜い!』

『ずるい』

「そんなこと言われましても……」


ご飯の前には、こんな風に優幻様と天見様、実弓様が羨ましがる。

いつものことだが、三人にじっと見つめられるのはやはり落ち着かない。

守羽様と円力華様はこちらを見ているだけだし、他の会話が始まるのを待つしかない。


『あ、そうだ! 夢でね、愛摛と美霊が学園で会ってたの! でも愛摛、美霊のこと気づかなかった!』

「そうなんですか……優幻様、もしかして愛摛が受験に合格した学園って光術学園ですか?」

『そうそう、光術学園だった』