光術(こうじゅつ)学園という学園に入学した。

入学した日は桜がきれいに咲いていて、ご先祖様たちがはしゃいでいた。

ちなみに、学校ではなく学園だったらしい。

今日は入学式の翌日……ちなみに昨日は入学式だけして帰った。

それで今日は教科書とかの受け取りと、自己紹介があるみたい。


「おはよ~」

「おはよう」


教室に入ると近くの人に挨拶されたので、挨拶を返す。

このクラスは特別科一組で、術使いしか入れないクラスだ。

入学式の日にもらった紙に書いてあったけど、最初は術使いのために創られた学園だったとか。

でも普通の人が通いたいって言ったから普通科も作って、だんだんと大きくなっていったとか。

学園長は術使いで、代々学園長は術使いしかなれないとか。

術使いは必ずこの学園に通うから、交流の場としても使われるとか。

こんな風にいろいろあるけど、多すぎて全部覚えている人はいない気がする。


「おはよう」

「……おはよう」