「いただきます」


挨拶をして、食パンにいちごジャムを塗る。

塗り終わり、食パンをもって齧ってみる。

……なにこれ、とてもふわふわ。

いちごジャムもいちごがごろごろ入っていて、とても美味しい。

こんなにおいしいものを食べたことがなかったなんて……

一口一口を味わって食べて、食べ終わる。


「ごちそうさま」


もう一度挨拶をして、食器を片付けに行く。

……もう私のことは誰も気にしてないみたい。

私のことを気にしている人は少なくなっている。

落ち着かなかったので、ほっとする。

食器を片付け終わり、部屋に戻る途中。

私はとても美味しかった食パンといちごジャムの味を思い出していた。

……これからは毎日あの美味しいご飯が食べられるのか。

あの美味しいご飯があるなら、毎日妖を退治してもいい。

それくらいには美味しかった。

はぁ……水真家に所属してよかった。

私は心からそう思った。

部屋に着き、中に入る。

すると、すぐに実弓様が話しかけてきた。