ご先祖様の力を借りて。

「ガァアアアア!!!」


妖はいろいろな攻撃を受けて、怒った様子だ。

私に岩を投げてきた。

もちろんお母さんの風の刃で、細切れにする。

そのまま妖を空高く打ち上げて、守羽様の結界の中に閉じ込める。

術が強くなって、加減がわからなくなっている。

建物を傷つけるかもしれないし……だったら空の方が安全だよね。

妖を打ち上げた風の余波で雨雲が少し吹き飛んだが、気にしない。

私は妖を閉じ込めた結界の中に、いろいろな攻撃を入れていく。

雷、風、炎、水……結界の中がすごいことになってしまった。

……妖はもう倒れたかな?

私は天見様の術で確認する。

結界の中は酷いことになっており、妖の姿は見えない。

倒したと判断して、結界を消そうとするが……踏みとどまる。

……今消したら、たぶん中の攻撃も降ってくるよね。

それなら結界ごと、実弓様の弓で消し飛ばそう。

そう考えて、弓を構える。