ご先祖様の力を借りて。

納得したように頷いて、四人は帰ろうとする。

その時、妖が襲ってきた。

私は急いでお母さんを憑依させ、風の膜で四人を守る。


「「グォオオオオオ!!」」

「「ひっ……」」

「何あそこ……嫌な感じがする」

「なんか……変?」


少し怯えている四人を無視して、妖に風の刃を向かわせる。

幸い、弱い妖が二体だけだったので、すぐに倒せた。

でもそうだった、普通の人に妖は見えない。

だから妖のことを避けられないし……送っていったほうがいいか?

お母さんの術は目に見えないから、術を使ったこともばれにくい。

……今から急いで帰らせれば、平気かな。

私はそう結論づけ、四人に話しかける。


「帰ったら?」

「で、でも嫌な感じが……あれ? なくなってる……」

「な、なら大丈夫だよね……私はもう帰るよ!」

「私も帰る! またね!」

「またねー」