ご先祖様の力を借りて。

「ねぇ、一緒に組まない?」

「うん、一緒に組もう!」


どんどんグループが出来上がっていって、取り残されてしまった。

どうしよう……海晴もグループを組んだみたいだし、邪魔はしたくない。

というより、同じクラスだから組めない。

一人で戸惑っていると、先生が話しかけてきた。


「グループを組めなかったのか? お前は強いし、一人でもいいが……一人で戦えるか?」

「戦えます」

「なら一人で行動してくれ」

「わかりました」


一人でいいみたいで、安心する。

無理して他の人と連携するより、一人の方が落ち着いて戦えると思う。

学園は交流するためにあるから、本当は交流しないといけないんだろうけど。

私は体育館の角に移動して、座る。

他の人たちは、グループを組んだ人たちと交流している。

少し羨ましいけど、気にしないようにする。

そのまましばらく他の人たちを眺める。

……そういえばいつ妖の襲撃があるのかな?

私は一度天見様に視線を向ける。


『憑依だね、わかった!』