噂のイケメン探し

そう思いながらも、差し出してくれた手を掴もうと、必死にあたしも手を伸ばした。



すると。





「へっ!?」



浮いた。


浮いたって何って感じなんだけど、本当に体が浮いた。



そのせいで、柊真の手を掴み損ねた。



だから浮いたと感じたのはあたしの勘違いではないはず。



それに、柊真が驚いた顔をしている。






あたしは今、柊真でも誰でもない誰かに体を抱き上げられていた。


それに気付いたのは時間がかかったけど。








「ぎゃあーーーーーーーーっ」







上を見上げると、顔面国宝。




キラキラ輝いてるよ、私の上らへんが!



でも私がいるから廃れちゃうかも!?



いやいやこの人は周りの人になんか影響されないから!







「だいじょーぶ、」







空から美声が。






「えっうそ!?」