噂のイケメン探し

「おにぎりもういっこあるんだよね……」


あたしはサランナップにくるまれたおにぎりを見せた。


「えっほんま!?」


「朱愛ちゃんさっきからずっと食べてない!?」


彩雪とはるちゃんが笑いながら言った。



「ごめん、どーする?」


「いいよー食べな!私ちょっと見てこようかな」


はるちゃんが席を立った。


「おっけー、彩雪は?」


そう言って彩雪の方を見た。


「うちさ、次の英語の課題やってなかってん。今からやるわ」


彩雪は机の中をごそごそと漁っている。


「ちょっと見てくるだけだし大丈夫!行ってくるね」


はるちゃんはそう言い残して走っていった。



そんなに気になったのか。



まああたしだって気になりはするけど。


わざわざ見に行くほどではない。


何か理由があったのか。



そんなことを考えても答えにはたどり着かないけど。


あたしは一生懸命おにぎりを食べた。