花束さえも枯れるほど。

『また来てね』

そう言ったのは、私の人生を大きく変えた人だった。
何にも囚われない澄んだ目をした、たった一人の人物。

もしも私が彼に花束を送ったら

おそらく枯れてしまうのだろうな。


【花束さえも枯れるほど】