“特別”や“永遠” 求めたって手に入る筈も無いもの。 目に見えない形無い物なんて、僕には無縁だと思ってた。 大切だと、特別視すればする程に そんなモノ粉のように砂のように指の間をすり抜けてゆく。 儚く尊いもの。 僕の目に映るもの全てが偽りなのならば… いっその事、信じることを疑う。 疑うことを信じて。 だけどそれすらも偽りで。 全てを隠した仮面は君の存在で剥がされ。 加速していく想いと 高まる感情、焦る衝動、軋む心。 傷の痛みと似た愛情の痛み。 眠り姫…