頬に当たる風を感じる。 乾いた黄色い大地。 一面、見渡す限りの荒涼とした石と土の向こうに、小さな丘があり、こんもりと盛られた頂上に緋や黄色の旗がなびく。 薄い様な濃い様な青い穹。 初めて見る様な懐かしい様な広大な地平線。