🍞 ブレッド 🍞 フィレンツェずニュヌペヌクずパンず恋ず倢ず未来の物語【新線集版】

 翌朝、匊はベヌカリヌの厚房でアントニオの手䌝いをしおいた。
 睡眠䞍足だったが、指瀺に埓っおおきぱきず動き続けた。
 それは䜕かを忘れるためであり、䜕かを吹っ切るためでもあった。

 䞀段萜しお小䌑憩をしおいる時、匊がアントニオに声をかけた。

「あのう」

「䜕」

「えっず」

「なんだよ」

「その」

「え」

「頑匵りたす」

 アントニオはキョトンずしたような目で匊を芋た。
 それが理解䞍胜ずいうような感じだったので「なんでもないです」ず笑っお立ち䞊がり、うん、ず頷いお゚プロンをピシッず䌞ばした。

「倉な奎だな」

 アントニオは銖を傟げながら立ち䞊がっお匊の肩に手を眮いたが、芖線は匷力粉や砂糖、塩、ドラむむヌスト、氎、卵が入ったボりルに向いおいた。

「さあ、次はメロンパンの詊䜜だ。よろしく頌むよ」