🍞 ブレッド 🍞 フィレンツェずニュヌペヌクずパンず恋ず倢ず未来の物語【新線集版】

        

「もう決めたか」

 幎明けを埅぀ようにしおニュヌペヌクにやっおきた父芪の第䞀声だった。
 ゞョン・・ケネディヌ囜際空枯1階到着ロビヌで出迎えた匊は呆気にずられた。
「あけたしおおめでずう」ずか「元気か」ずか「英語の勉匷はどうだ」ずか、そんな第䞀声ならわかるが、いきなりアルバむトの件を持ち出す父芪の真意がわからなかった。

「ただ決めおないのか」

 远及するような口調だった。匊は頭を振った。

「䜕をしたらいいかよくわからない  」

 頭の䞭にあるのは音楜のこずだけだった。
 しかしそれをアルバむトに結び付けるこずはできなかった。
 CDショップの店員ずいうアむディアが浮かんだこずもあるが、クラシックずゞャズのごく䞀郚しか知らない自分には無理だず諊めた。
 アメリカでは倚皮倚様な音楜が幅広く聎かれおいるのだ。
 限られた知識で客の質問に察応するこずは䞍可胜だった。

「ぐずぐずしおいる暇はないぞ」

 2月から仕送りを枛らすずいきなり蚀われた。

「そんな」

 動揺した匊に父芪の厳しい芖線が突き刺さった。

「小遣いは自分で皌ぎなさい」

 そしお、自立ぞの第䞀歩を匷く促すように蚀葉を継いだ。

「い぀たでも芪に甘えおいおはダメだ」

「  そんなこず、蚀われたっお  」

 匊は父芪から芖線を倖した。
 仕送りを受けおいるのは事実だったが、ニュヌペヌクに来たのは自らの意志ではないずいう蚀い蚳が垞に頭の䞭にあった。
 䞊智倧孊に行っおいればどんなアルバむトだっおできたはずなのだ。
 ブルヌノヌト東京やコットンクラブ、ビルボヌド東京などのゞャズクラブで趣味ず実益を兌ねたバむトができたはずなのだ。

「日本だったらずっくに芋぀けおいるよ」

 芖線を戻さずに䞍満を吐き捚おるず、「情けない」ず父芪はゆらゆらず銖を振ったので蚀い返そうずしたが、その前に遮断された。

「ずにかく仕送りは2月から枛らす」

 そう蚀うなりタクシヌ乗り堎に向かったので、慌おお埌姿を远いかけた。