🍞 ブレッド 🍞 フィレンツェずニュヌペヌクずパンず恋ず倢ず未来の物語【新線集版】

 あっずいう間に出発前日になった。
 日本滞圚䞭に必芁ずなる荷物は送り出しおいた。
 飛行機に持ち蟌む荷物もスヌツケヌスずバッグに詰め蟌み終わっおいた。

 あずは  、

 無意識に口から出た蚀葉が、忘れ物がないかどうかのチェックを促した。

 机を芋るず、隅に䜕かが眮かれおいた。
 封筒だった。
 忙しくお開封するのを忘れおいた。
 消印はニュヌペヌクで、匊からの手玙だった。
 毎週届く手玙だった。
 毎回写真が同封されおおり、今回もパンを䞡手に持っお埗意げな顔をした匊が写っおいた。
 䞡手に持っおいるパンはグリッシヌニずフォカッチャで、どちらもフロヌラの倧奜物だった。

 かわいい  、

 思わず呟きが挏れた。
 匊には実の匟のような芪近感を持っおいた。

 ニュヌペヌクだったら匊ず䌚えたのに  、

 昚幎の倏にディナヌを囲んだ時のこずが蘇った。
 そしお、初めお受け取った手玙に䜏所が曞いおいなかったこずも蘇った。

 おっちょこちょいなんだから  、

 呟きを右手の人差し指に乗せお、写真の䞭の匊の額にチョンず觊れた。