「突然腕なんて組んでどうしたのさ」
「まぁそりゃあ幼なじみだからね。腕ぐらい組むよ」
なんだその理論。
なんて突っ込んでる間に、優衣の気配がまたピキッと凍った気がする。
そしてまた太もも当時が軽く擦れる。触れる度にそこが熱を帯びていくし、少しだけスカートの裾がくすぐったい。
朝陽、お願いだからこれ以上優衣を攻撃しないで……!これ以上は色々と耐えられない。
「それより、遅刻して悪かったな。
これ、お詫びだよ」
そうやって机に出されたのはちまたで有名な高級菓子屋が手がけた、美味しそうなクッキーだった。
とても人気で予約をしてもいつもいっぱいで半月以上もまたないといけないような代物。
「こんなのどうしたのよ!」
「実は今日遅れたのはこのスイーツ店の令嬢に呼び出されていて、ぜひもらってくれって」



