わたしは自分で言うのはなんだけど、お茶を淹れるのは上手な自信があります!
これまでお母さんが付きっきりで教えてくれもんね。
幼い頃からメイド教育をされてきて、メイドとしてはもう一流。
今後は優衣の奥様の専属メイドになる予定だと幼いことに言われた記憶がある。
「できた」
熱々で美味しいはずのストロベリーティー。
味見としてわたしも1杯飲んでみる。
「うん。完璧」
ポットと2つのカップをトレーに乗せて、慎重に持ち上げる。
優衣のとこに帰ろう。
軽く一礼してキッチンを後にしようとしたとき。
「菫」
そう呼ばれた。



