▷ 「なぁ菫。 あまりにも遅すぎじゃないか」 「そうですね。 心配になるぐらいには遅いです」 一体朝陽は何をしているの!! 学校は終わって神楽家に帰宅してからは、朝陽のお迎えのために準備を進めていた。 幼い頃から週に2回ほどの高い頻度で神楽家を訪れる朝陽に流石に緊張や堅苦しさはないものの一応社長子息をお招きするわけで。 最低限の準備はしなくてはいけない。 メイドたちもやっぱり朝陽の来る日は心なしか慌ただしい。 毎回、朝陽が神楽家を訪れるのは午後6時ごろ。