「ねぇ、ゆい」 思った以上に小さくて細い声がでたけど、静まり返っていた車内では優衣にははっきりと聞こえたらしくて視線絡まる。 今、聞こう。 昨日から気になっていたこと。 「なんで、………」 ───────わたしを迎えに来てくれたの?なんでそんなに優しいの? 優衣の名前を呼ぶまで何回も頭の中で練習したのに、いざとなったら全然声が出ない。 聞きたいのに、聞いたら何かが変わってしまうかも。 もう話してくれなくなったら? メイドも辞めろって言われちゃったら。 わたし、もうだめ。