すっかりと肌寒くなって、暖かさを求めて体をさすってみるけど。
やっぱりあんまり変わんないや。
この時間は帰宅ラッシュでわたしの横をたくさんの人が駅を目指して通り過ぎ行くとき。
やっぱり視線は感じる。
前からも後ろからも横からも。
その視線から逃げるみたいにすぐ隣りにあるショーウィンドウを見ると自分の姿が反射して写っていて思わず歩みを止める。
漫画にでも出てきそうなかわいらしい制服に身を包むわたし。
街行く人から見たらどこかのご令嬢に見えてるんだもんね。
そう思うと自然と背骨が伸びる。
今だけでもお姫様気分を味わおうかな。



