「……………」
「……………」
けどお互い動かない。
お礼言わないとね。
カフェオレが溢れないように恐る恐るくるりと体を回して向き合う。
そこにはやっぱりステラの制服をきた男の人がいた。
「ありがとうございました」
「いえ、そんな。
カフェオレ溢れてなくて良かったです」
「おかげさまで」
カフェオレとカップケーキはなんとか無事で。
白いブレザーも特に汚すこともなく事なきを得ることができた。
腕をガッシリと掴まれてカフェオレをこぼさなかったのは奇跡かも。
なんか、ありがとう。
なんて自分の腕力に感謝する変な人みたいになっちゃった。



