わかった瞬間どこか冷や汗がドバっと出るのがわかる。
早く咲奈のところ戻ろう。
男たちにぺこりと一礼して前を通ろうとしたとき
「ねー待ってよ」
腕を強く掴まれて動きが止められる。
そしてびっくりするほど近い距離に男が近づいてきた。
「その制服さーステラだよね」
「………」
「てことは君はどこかの会社の令嬢でしょ?」
威圧的な声で話しかけられて怖さで体がガチガチに固まるのがわかる。
まずい、これだいぶまずいかも。
頭ではわかってるけどただ黙って下を向くことしか出来ない。
「ねぇー聞いてる?」
「ち、違います」
「えぇ〜ステラに通ってるのにー?」
男たちはニヤニヤと笑ってこちらの行動を観察するみたいにわたしから視線を少しも外さない。
ちらっと周りを見るとたくさんの人に見られていて。
みんなこっちのことが気になっているのかコソコソと何かを話している。



