気まずさから視線を逸らす。
わたしだってここまで鈍感じゃない、優衣がわたしを好いてくれてることも、わたしが優衣を好いていることもわかってる。
でも。
「もう少しで、俺たち卒業だよ」
「……まだ早くない?」
「そんなことない。あっという間に時間って過ぎていくものだから」
これまで、当たり前のように学校に行ったら優衣がいたけど、そんな生活も卒業したら無くなってしまう。
そんなの……。
「俺は、ずっと菫と居たい」
「……うん」
この後はすっかりと暗くなった道を優衣が送ってくれて、無事に家に着いた。
あんなに寝たのに、なんだか寝足りない。
制服を脱いじゃったら今日の出来事を頭の中で一つ一つ思い出して、ベッドに寝転んだとき。



