近距離恋愛はむずかしい











なんだか甘い夢を見た気がする。



室内の温度は適温で、ふかふかベッドは心地いいから完全に安心しきっちゃって。






『あなたは優衣のメイドさんになるの』






お母さんの声が聞こえる…………。






『でもね、メイドよりもね』






うん、わたしは優衣のメイド。
今まで、ずっと優衣の近くで見守ってきたもん。






『優衣の大切な人になってね』






ふわっと、瞼にかかった前髪がそっと指で払い除けられる感覚。

それに続いてふにふに、て頬を触られたからゆっくりと目を開ける。



部屋の照明が思った以上に眩しくて、眩しい世界に一瞬目を細めた。