学園の王子様に慣れるのは強い。
この人はいつでもなんでも平気ですみたいな顔してるもんな。
王子様なんて呼ばれて、最初こそは戸惑ってたけど徐々に反応も示さなくなったし。
慣れるもんなのか?
「椿は?」
「はい?」
「椿は学園の女王でしょ?」
久しぶりの聞くこの皮肉なセリフに、言ってきた相手を思いっきり睨んでやった。
「なんのことでしょうか!?」
「本当に嫌いだよねー」
「好きな人いる??」
学園の女王なんて不名誉はあたしが蒼木財閥の令嬢だからついたもの。
蒼木財閥はステルーナ学園に多額の支援をしてるから、そんなこと言われてたこともあったっけ。
「学園の女王様と王子様って、ほんと二人とも頑張りました」
「まだ卒業じゃないからね」
「いいじゃん」
二人で飲んでいたグラスを持ったら、お互いもグラスがぶつかる軽やかな音がなった。



