家の前に止まった神楽の車に乗り込む。そして優衣くんの隣に座る。
「やっぱり仲いい人のスーツ姿って不思議だよね」
「こっち目線だとドレスのほうがもっと不思議」
「確かに、スーツは制服とそんな大差ないけどドレスはまた違うよね」
優衣くんはいつものおろしただけの髪型とは違って綺麗にセットされていて、より王子様感が増している。
今日の会食はあたしと優衣くんの二人っきり。
こんなイケメンと二人なんて耐えきれる自信ないけど。
今日は好きにはならない。
もう傷を深くするなんて自滅行為しない。
この人は残酷なんだもん。
ついた場所はイタリアンレストラン。
予約は半年待ちなんて噂聞くけど、またお金でも積んだんだと思う。
権力とお金は怖いですね。
お店の中に入ったらスムーズに案内されて着いたのは個室の部屋だった。
ちょっとしたバルコニーまでついてる。



