もう1枚クッキーを手に取るとわたしに食べさせる。
「これも優衣からだよ」
「そう、なの……?」
「わざわざ買ってきたんじゃない?菫のために」
どちらにせよ、友達は大事にね、そう言ったらソファから立ってキッチンに立つと。
「メイド、したくなったらいつでもいいよ。
許可なんていらないから。今日だ、って日に制服着て屋敷にこればいい。」
「………もしもだよ、優衣のお見合い無かったことにしてってわがまま言ったらどうする」
こんなこと聞きたいんじゃない。でも今後、色々考えていくなら知りたい。
「執事としても父親としても善処する」
残りの映画は上の空だった。お父さんの言葉とか優衣のこととか、らしくないこといっぱい考えたせい。



