「普通、1回交換したはちまきをもう1回交換する馬鹿がどこにいるんだよ!」
「そんなことより!!
なんでわたしが優衣と交換したって知ってるのよ!」
「優衣の親友なめんなよ」
次は咲奈がわたしに飛びかかってきてポコポコ体が叩かれて。
「優衣が可哀想でたまらない……!」
「それはごめんだけど」
でも、別に晴海くんとはちまき交換しただけで何も無いわけで。
はちまきを交換した体育祭当日は特に騒がれることはなく、無事やりきって結果は優勝。
とっても楽しく、満足で終わったら。
いざ学校に来てみたらこの騒ぎ。
噂はいのちをもって3日。
優衣のあれこれで知ったこと。
次第にほとぼり冷めていって、気づいた時にはなかったことになっているのが普通。
「その男の子は先にお願いしてたの。最後ぐらい交換してみたかったから」
本当にそれだけだから、他の子にも聞かれたらそう伝えてね。それだけ2人に伝えたら席に急いだ。
わたしの優衣専属メイドは元はわたしの修行のため。
だからわたしがお父さんに「ちょっとおやすみしたい」なんて言ったらあっという間に優衣と会うことなんてない。
少し距離をおこう。
優衣とも晴海くんとも。



