「…菫」
なんでこうもうまくいかないんだろう。
あんなに時間くださいって願ってたのに最速で二人になるとかおかしいでしょ!
「……」
衝撃過ぎて言葉をなくした。
そんなわたしを無表情で見下ろしている。
なんか、すっごいかっこいいかも……。
さっきまで見ていた優衣より圧倒的に色気出てる。
普通、下から見上げられたらかっこよさって減るんじゃないの?
増えることあるんだ!?
「あ、ゆ、優衣、ごめん、突っ込んじゃった」
「逆に俺でよかったよ。
あのままだったら先の柱にぶつかるとこだった」
ほんとだ。
数メートル先の飛び出てる柱がある。
周りが見えなくなるまで考え事してたなんて恥ずかしい。



