近距離恋愛はむずかしい




だから、俺も大声で応援するね、なんて優しく微笑まれたら心臓が痛いから。



「大声はやめてよ。優衣は目立つんだから。
 でも、ちゃんと拾うから」



優衣が拾ってくれたから。




くるって進行方向を変えて咲奈と一緒に待機場所に向かう。



今日は体育祭日和の晴天。
空は海と同じぐらい青くてきれい。



「今年の体育祭が一番かも」

「うん。わたしも」



がばっ、て。



わたしに腕に抱き着いてきた咲奈に驚いていたら。



「仲良し4人で最後の体育祭出れてよかった!」

「さ、さなぁあ~~!!」



あまりにも可愛いことを、しかもいつもツンツンツンデレの咲奈が言うから思わず涙腺直撃。