こんなとこに痣まである………!!なんて咲奈が指さしたところに確かに痣があって笑い声はもっと大きくなった。
「優衣もお疲れ様」
「こんなに必死になったの久しぶりだった」
優衣もいつもの王子様とかじゃない、体育祭を楽しむ男子らしいボロボロ具合。
笑ったら優衣も笑ってくれた。
あの日からまともに話せてなかったから、こうやってわたしに笑顔を見せてくれるだけで安心する。
「ほら、菫!
次うちらだよ」
「すぐ行く!!」
咲奈のところに戻ろう。
一度、優衣へと視線を上げたら。
「頑張って。菫ぐらい応援してるから」
「わたしの声、ちゃんと聞こえてた?」
「菫だけじゃなかったけど、ちゃんと菫の声も拾えた」



