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「ねぇー晴海くんさー」
「なんですか、今川さん」
「意外とモテモテってほんと?」
────放課後に。
今日も何故か図書室にいる私はカウンターでハサミを器用に使う彼に問うてみた。
そしたらそしたら、相手は、こてん、と首を傾げて。
「うぅーーん、そんなの聞かれたってわかんない」
「えぇーーーーなんかあるでしょ」
あの日、晴海くんと知り合ってから。
何かと校舎でばたりと会う機会が増えて、お互いぺこりと挨拶していたら友達からの質問攻め。
『いつ仲良くなったの!!!』
『あの晴海くんと喋れるなんて!!!』
『知らないの?!晴海くん大人気なんだから!!』
友達が言うには晴海くんはわたしが思っている以上に人気者みたいで、そんなの気になるに決まってる。
よくよく思い返してみると、あの初めてあった日。
初対面だったのにやけに親しみやすくて、コミュニケーション力の高さが垣間見れていたし。
それに年上の女の先輩にあの馴れ馴れしさ。
初対面じゃ、普通の男の子では絶対にありえない。



