ぼっーと、窓の外を眺めて、ぽかんとした顔を浮かべるのなんか見ちゃったら興味なんていやでも湧く。
なんでまだ残ってるの?
聞きたいけど外にいる俺が教室にいる菫なんかに聞く手段なんてない。
ただ見つめて、今日の運が良かったら菫が俺のことを見つけてくれることを祈るだけ。
「おい、優衣!」
「うん?なんだ?」
当然肩を押されるから、振り返れば困惑したみたいな顔をした友人、蒼(あお)がいる。
「なんだ、はこっちのセリフだわ!急に動かなくなるからびっくりしただろ」
「ごめん、菫がいるのが見えたから」
「菫?」っと蒼は俺の視線の先を辿っていって、菫を見つけるとなんだか納得したみたいな反応をする。
「何その反応」
「だって、やっぱりそうなのかーって感じだし」
は?何がやっぱりなんだよ。
そんな声には出ていない感情がどうやら顔から出ていたらしい。こっちに気づいた蒼は1歩後ろに下がって
「いや、今のなしで」
「今のってなんだ?」
「今のって言うと、えーーっと」



