近距離恋愛はむずかしい




「わたしじゃ、メイドとして不十分ですか…?」



きっとみっともない顔をしてるんだと思う。でもしっかりと優衣の意思を知りたくて目を見る。


わたしと目が合った瞬間、きれいな茶色の瞳が揺れて。



「違う、ちがうから」



隙間がなくなるぐらい、強く抱きしめられた。

優衣の胸に顔を強く押されていつもの倍程の匂いが香る。
状況の理解に時間がかかって、体全身が優衣の熱に犯されているのもゆっくりで。




「好き。
菫が好きだよ」




その言葉を理解するのにも時間がかかった。