突然話しかけられたから大袈裟なぐらいに肩がビクリと動いて反射的に声の方を振り返る。
そしたらパチッと目が合う。
どことなくわたしに似ていて、柔らかい笑みを向けるメイド服をきた女性。
「何そんなに驚いてるのよ」
なんて言いながら上品に口元に手を当てて笑う。綺麗なストレートの髪は小さい頃から大好きでよく三つ編みとかして遊ばしてもらっていた。
「お母さん……!」
そう呼ぶとニコッとまた柔らかい笑みを浮かべて笑う、奥さま付けの専属メイド、そしてわたしのお母さんがいた。
あまりにも突然で
そして嬉しくて。
「ほら、泣かないよぉー」
思わずうるうるしちゃうわたしのほっぺを軽くつまんでぶるぶると軽く揺らす。
「今は仕事中でしょ?泣くならあとで。ね?」
なんて言ってわたしをあやす。小さいころから何も変わらないあやしかたで、それすら涙腺を刺激するけど頑張って堪えて小さく頷く。



