そんなことを考え終わるか、終わらないかぐらい。
むぎゅと自分のほっぺをつまんでニコニコとわざとらしい笑みを浮かべる優衣が目に入った。
これ、もしかして、私のまね…………。
気づいた瞬間。
恥ずかしさと怒りと何からなんまで色々な感情が爆発して、自分でもわかるぐらい顔がみるみるうちに赤くなっていく。
そんなわたしを見て声にならないように笑っている優衣だけど。
「ふふっ……」
ちょっと笑い声がこぼれてるのよ!!!
「菫?なんた顔真っ赤よ?」
そんなわたしたちを知らない奥様に純粋な疑問をぶつけられるから答えに困ってしまって。
「奥様に会えたのが嬉しくて!!
さぁ!食事もできたみたいですし食べましょうか!」
なんて言って必死に言ってるのさえ優衣には笑われる始末で。
ほんとあの人が何をしたいのか……?
わたしの言葉につられて奥さまが席に着くと、優衣と楽しくおしゃべりを始めて、やっと周りの空気も温かみが帯びてきたように感じる。
わたしもほっとしちゃって、ぼんやりとしていた時。
誰かがわたしの肩を叩く。
「いつの間にか、あんなに仲良くなったのね」
「…………!!」



