近距離恋愛はむずかしい





誰もいない中庭を横切る渡り廊下。



そこから見える中庭の真ん中にある綺麗で美しい噴水も今は止まっていて、なんだか不思議な感じ。



それにやけにさっきから静かだ。



もう学園から人が居なくなってきているのもあるけど、一番にわたしの隣にいる人がとっても静か。



ちらっと見てみても特に話す気配なし。



どうやら晴海くんはわたしをおいてけぼりにするのが得意なのか。さっきからひとりぼっちにされている気がする。



『先輩をひとりぼっちにするなんて失礼だよ!!』



『何言ってんだ。すみれちゃんとは今日だけの仲だし冷たいのも当たり前だろ!!』


あぁーーわたしの脳の天使ちゃんと悪魔ちゃんが喧嘩しちゃってるよ。