近距離恋愛はむずかしい



低く、深い声がわたしの耳に届いた。



あっ、1年生が来てくれたのかな……!!



ガタンといってわたしの隣の椅子が引かれて、男子生徒が座った。



「スタンプ、俺がやります」



そう言うとわたしの手からスタンプが奪われた。



「スキャンお願いします」 

「任せて!!」




一人増える、しかも手慣れた図書当番。なんとも頼もしいこと。


わたしも一つのことに集中していたらあっという間に終わって、無事に列をなくすことができた。




やっとちょっとは落ち着けるよ〜。



両手を天井に向けてめいいっぱい伸ばすと、体がぐぅーと伸びる。


でも意外とゲームみたいで楽しいかも。



なんて思っていると。




「遅れてすみませんでした」




わたしの動きを横から止める声が聞こえた。